aridagawa

みかんのまち、有田川町

見渡すかぎりの山々は、すべてみかん畑。
家と家、道と道の間にも、すきあらばみかん畑。

海、山、川。自然の恵みで育てています

和歌山県の中央部に位置する、有田川町。海と山を有田川がつなぐ自然豊かなこの地域で、400年以上にわたって作り続けられてきたのが、「有田みかん」。冬でも温暖な気候、山の傾斜を活かした水はけのよさ、山が防いでくれる台風の雨風。みかん栽培に適したこのまちは、みかんの生産量全国一を誇る和歌山県の中でも、特にさかんな地域です。

有田川町

みかんの花の香り、知ってますか?

「み~かん~のは~なが~♪」の手遊び歌でおなじみの、みかんの花。いつ咲いて、どんな色形で、どんな香りがするのか。有田川町の人たちは知っています。

みかんは春になると芽が出て、5月には花が咲きます。すると、まち中が、爽やかで甘い、「みかんの花の香り」に包まれます。

秋から冬、収穫の時期になると、家族はもちろん、ご近所も総出で収穫をお手伝い。お正月には、親戚が一堂に会し、「こっちのほうが甘いよ」と、みかんの糖度当てをしながら囲む食卓。みかんに囲まれて、季節が巡っていきます。

有田みかんとは?みかんのいろは

木の高さは2メートルくらい。育て方や品種によってさまざまですが、だいたい2メートル前後。よく見る街路樹や森の木と比べると、おそらく想像よりは低いです。1本の木から400~600個よく実のつく「表年」と、あまり実らない「裏年」があったり。できるだけ毎年安定した収穫を目指すため、それぞれの農家で手をかけています。

有田みかんは地域ブランド。和歌山県有田地域の高級みかんブランドが、「ありだ」みかん(ありた、じゃないですよ。)温州みかんですが、出荷時期によって、極早生(ごくわせ)、早生(わせ)、中生(なかて)、晩生(おくて)に分けられます。